乳がん

子どもたちへのお願い

いつの間にか成長してた!!

私には高校1年生の娘と中学2年生になる息子の2人の子どもがいる。

息子は思春期男子の真っ最中で、ほぼ学校の話などしない。

いつものようにソファでゴロゴロとゲームをする息子。

だからたまに私のイライラがつのると衝突してしまう。

息子のグチは旦那さんに吐き出すのが日課になっている。

それとは反対に高校生活のことを楽しそうに話してくれる娘。

いつも会社から帰ってくると学校の話を聞くのが日課でそんな普通の日常が毎日楽しい。

手術の予定も決まり、緊急事態宣言もあり部活も休みで家族全員がそろっている今日

子どもたちに病気のことを伝える決心をした。

『話がある』と伝えると息子は何かを察知したのか聞きたくないそぶり。

私も落ち着いて話をしようと思っていたけれど、涙があふれてしまう。

入院して手術をすること、乳がんになってしまったこと、

またみんなに迷惑をかけてしまうこと、もう話せばわかる年頃だから正直に全て話した。

家のことや自分のこと、協力して欲しいことをお願いした。

娘はずっと私の背中をさすり続けてくれた。

息子はがん治療について冷静に聞いてくれていた。

家のことは気にしなくていいよと言ってくれた。

まだまだ子どもと思っていたけれど、

二人ともすごくたくましくなっていていつの間にか成長していたことを実感した。

心配ないよと言いながらも子どもたちの強さに支えられていることわかった。

これまで私が歩んできた人生は山あり谷ありで、

そのたびに子どもたちを巻き込んでしまっている。

しなくてもよいさみしい不安な気持ちを味合わせてしまってきた。

子どもたちの父親との離婚の時も、住み慣れた家から引越しをする時も

そして母子家庭でさみしい思いをさせた時も、再婚して新しい家族で出発した時も

いつも泣き虫で頼りない私のそばにいてくれた。

まだまだこの二人の成長を見届けなければ私の人生は終われないし、

手術して早くまた元の生活に戻れるように乗り越えたいと思った。

 

 

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