手術前に追い討ち
手術を10日後に控えてずっと背中が痛かった原因が判明した。
先日背中の痛みで内科に行ったり、もしかして転移?とかいろんなことを考えてしまっていたが、手術10日前にして発疹が出た。
片側の背中から胸までに帯状の発疹。
間違いないと確信し、翌日仕事を休み皮膚科へ。
先生に発疹を見せるや否や症状を説明してもいないのに『帯状疱疹だね』と。
私の予感は的中し、帯状疱疹による背中の痛みだったことが判明した。
帯状疱疹は20代の学生時代にも罹患した経験がありあのピリピリした痛みはなんとなく覚えがある。
40代でまた帯状疱疹にかかるなんて…しかも大事な手術を控えた今。
今かかりたくはなかった。
皮膚科の先生からは1週間分の内服薬を飲み、安静にするように言われた。
帯状疱疹は発疹が出てからすぐに薬を飲むことが早く治す近道だそう。
発疹が出た翌日には薬を飲んだから、悪化することはないと信じたいが手術までには完治させたい。
振り返ると、入院日ギリギリまで仕事をする予定で、どのくらい休むかわからない不安からなるべく詰め込んで仕事を入れていた。
忙しく仕事をすることで病気のことも考えている暇はないし、何よりがん患者であると言う自分ではなく仕事に打ち込むがんになる前の自分を取り戻したかったのか、私は私らしく仕事したいという気持ちから詰め込んだ仕事をしていた。
仕事のストレスと病気のことも頭から離れることはなく、色々と自分では気づかないうちに不安やストレスを抱え込んでいたのかもしれない。睡眠も栄養も取れていたし、自覚は全くなかったけれど、免疫力の低下や疲れがたまった時、ストレスによる発症が多い帯状疱疹に罹ってしまった。
気遣ってくれた上司から在宅勤務で無理せず自分のペースで仕事ができるよう提案をいただいた。最初は何としてもやらなきゃと言う気持ちがあったけれど、ここで無理する必要は全くないと言う旦那さんからの助言もあり、上司の言葉に甘える形で在宅勤務をさせていただけることになった。
初めての在宅勤務で、術後もこのような働き方をさせてもらうことになっているので、職場のみんなに当分会えないさみしさのような取り残されてしまうような切なさのような気持ちがあったけれど、意外と在宅勤務は集中できコーヒーを飲みながら自分のことだけに打ち込めるなかなかよい働き方だと感じた。
今はゆっくりと無理せずにできることだけに集中し、回復して元気になったらまたみんなに恩返しができるように自分の体のケアに努めようと思う。